根本治療とは、副交感神経が異常亢進しない体質にすることであり、交感神経と副交感神経という自律神経のシーソーが極端に傾かずに、バランスがとれる体質に変えてゆくこと、となります。アレルギーを引き起こすアレルゲン(卵・牛乳・大豆などの食物やほこり・ダニ・花粉・化学物質など)の除去は、アレルギーを引き起こす誘因回避で、根本治療ではありません。食事療法、薬物療法(ステロイド)、注射、漢方薬などの治療もアトピーの根本治療とはいえないのです。
補助的な療法では、治療を行なっていてもアトピーが完全治癒することはありません。結核の根本的な原因や病気の仕組みが分かって、初めて根本治療が出てきたように、アトピーの根本原因や仕組みがわかって初めて根本治療が出てきて、完全治癒できるのです。研究や臨床実践のおかげで、アトピーの根本原因がわかり、治療法も出てきました。自律神経のバランスは大事です。自分の意思とは関係なく、生命維持に不可欠な機能を維持しコントロールしているのが自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経という二つの系統があり、それぞれが脳の視床下部から指令を受けて、状況に応じた働きをします。「顆粒球」と「リンパ球」という免疫細胞がありますが、この二つは自律神経と密接な関係にあるのです。交感神経優位のときには顆粒球の働きが活性化し、副交感神経優位のときはリンパ球が活性化します。交感神経を活発にさせる紫外線に適度にあたることも減っています。交通手段やエスカレーターやエレベーターの普及で歩くことも少なく、運動不足にもなっています。
タグ:アトピー